古紙業者のヤードを見ると、新聞紙と雑誌がほとんどの中、この雑がみ回収というのは触れられなかった領域ですね。記載にもありますが、雑がみが家庭から出る紙ごみ8割を占めているというのは、取扱量減少の一途をたどる古紙業者にとっては気になる話題でしょうが、実際扱い始めると採算面での危惧が生まれてくるでしょう。排出の状況を踏まえ、運搬効率、選別効率を考えると、なかなか取組めないのも本音なのではないでしょうか。
行政のほうで、どこまで地域住民の関心を高められるか、そしてどこまで排出~回収~選別までを定型化できるか。この部分が課題になりそうですね。勿論、その点において、古紙業者から行政への折衝チャンスも生まれるはずです。
一方、このような話題を聞いて、現実味を感じるのは片手間で古紙を集めているような再生資源業者でしょうか。それこそ、ヤードに鉄箱ひとつおいて、古紙の持込を促しているような鉄スクラップ業者など。
先ずは、京都市ということですが、ここでの取組み結果が全日本的にどのような影響を与えるか見ものですね。